2004年5月2日〜4日
何時ものカレーライスと缶ビールを注文、体調の良くない選手がいるので、痛み止め、胃薬などを提供する。
私も持参した痛み止め、胃薬、アミノバイタルなどにお世話になっている。
西寺交差点付近から一緒に走ってくださっているM崎さんと一緒にスタートするが、M崎さんはまだまだ余力があり、私がついていくのが難しい。
『写真説明』
(左):川尻漁港に向かって下る途中の油谷(ゆや)の棚田、その先には川尻の町並み、その先には油谷湾の海が見える。
(右):川尻漁港を過ぎて、海水浴場にある白いシーブリーズの海の家を遠くから見る。
今年もお世話になるご夫婦の経営する海水浴場のレストハウス、アイスコーヒーにガムシロを入れて頂戴する。
出発時にはザックのペットボトルに冷たい水を補充してくださった。継ぎ足しで良いですよ! と言ったのだが、この方が冷たいよと中身を入れ替えてくれた。ありがとうございます。
最近は「名犬ハギー」に会わない、この付近は野犬が多いとかでちょっと心配
今年は地元のかたか、応援の方か、車でご家族がチェックポイントにいた。
昨年のチェックポイントを探したら何も無い、応援のかたが「こっちですよ!」と教えてくださった。
なに、難しく考えるからいけないのだ、道路わきの小屋にチェック用のパンチがぶら下がっていた、この場所にあるのは始めてだった。
何年参加してもこのようなトラブルや、不安感は何時もある、初めてのかたは不安だらけなのだろうな。
漁港前の駄菓子屋さん(もしかしたら地元のコンビになのかな?)の自販機でコーラを買う、他の選手と話していると知っている流山の名前が入っているシャツを着ている、話しかけると共通の友人がいた、これで元気をもらう。
そんな話をしているうちに、駄菓子屋さんのご主人が「これを持って行け!」と飴を下さった、ありがとうございます。
ありがたく頂戴したのだが、大サービスの飴は大きくて口にほうばれない、しばらく口に中に居座っていたのだが、申し訳ないが 「ありんこさん」にあげることになった。
相変わらずの急坂だが、今年はタイムが速い。
昨年はコースアウトのロスをこの千畳敷でほぼ挽回したが、今年はその時間からも約1時間速い。
此処で中間点、この地点の通過時間、疲れ具合でこの先の予想が出来る。
今年はなぜか好調、でも膝の痛みは継続、痛み止めを離せない。
『写真説明』:千畳敷の山頂で青海島方面をバックに筆者を写す、仙崎方面の海をバックに風力発電の風車が写っている、此処は330メートルの山頂。
また皆に再会! 今年も昨年の写真を持ってきた。
写っている人いるかー? って聞いたら 「あっ、私だー! 私もだー!」
何人かの子供たちが声を掛けてくれた。
写真を持ってきて良かった! 来年に向けてまた記念写真を写す、これが私のパワーになる。みんなありがとう!また来年会おうね!!
『写真説明』:西阪本エイドの子供たちと一緒に記念写真、子供たちはおそろいの紺色ジャージーを着て、筆者を囲んで7人でVサイン!(女の子4人、男の子3人)
黄波戸温泉の鋭角に戻る曲がり角を通過すると日本海の海沿い道路に出る、長門市内に入ったので賑やかだ。途中のコンビにでスペシャルドリンクを購入、チョットのどを潤す(笑)
繁華街を仙崎に向かって進む、何人かの選手と遭遇したが、そのうち前方にベルギーから参加のJ.Buteneers選手がとぼとぼ歩いている、「ハァーイ!」なんて言いながら追い抜いた。
J.Buteneers選手は身長190位だろうか? ひげもじゃ、日焼けして赤鬼みたいな迫力の選手だ。 スパスタスロンの常連だそうだが、140キロ手前で歩いている、萩往還の難コースにダメージが大きいようだ。
仙崎公園にはもう一人のベルギーから参加した選手と、コーチが待っていた。スパルタスロン組みはリタイヤか?
ここが関門、往路の20時30分が制限タイムだ。でもまだ4時間もある、安心して青海島に向かう。
此処の通過タイムは過去最高記録だ。過去の記録を遡ってもベストを30分以上早く通過している。
こんなことがあって良いのか? 何しろ練習量は過去最低なのだ(冷や汗)
明るいうちに青海島に入るのも久しぶりだが、うまくいくと明るいうちに青海島を出られるかな?
『写真説明』:青海島の海上アルプスを通過するときに写す、背後には海が写っている、これから上り坂に向かう途中。
青海島キャンプ場で食事をするが、あらかた売り切れ、ビールも無い、カレーも無い、うどんだけがかろうじてあった。
此処の通過時間は過去のベストより20分速い、昨年・一昨年より1時間30分ほど早く通過できた。
明るいうちに通過するとこんなに気分が違うんだと改めて実感する。
なんと昨年より2時間ほど速く到着、到着前からスタッフのN野さんと会えるかな?と楽しみだった。
チェックポイントからから帰り道の茨城のHりさんが 「Nのさんがエイドにいるよ! クニさんはすぐ来るから! って言っておいたよ!」 と伝えてくれる。 選手も皆仲間なのだ。
N野さんとは昨年3年ぶりに再会できたかただ、今年もお会いできると楽しみで足も軽くなる。
N野さんとの再会しても喜んでばかりはいられない、しっかりチェックカードにパンチ。N野さんはこれから食事タイムだそうだ、私が来るのを待っていてくれたとか。本当なら嬉しいのだが。
『写真説明』:青海島の一番先にある鯨墓エイドで捕鯨船の大砲と、鯨のモニュメンを前にスタッフの女性と一緒の写真。
今度は一路青海島を明るいうちに出ようと頑張るが、足はそうもいかない。
青海島を出る直前に福岡から毎年参加しているN平さんにすれ違った、立山などあちこちのウルトラでお世話になる明るい女性だが、今年は何時もの茨城からさんかのパートナーさんが不参加、何時もよりペースは速いのだがなにか気落ちしている様子。 何時もより速いから頑張ってね! 自分にも言い聞かせるように激励して分かれる。
昨年よりも1時間以上速い、ベストより10分以上早く通過した、明るいうちに青海島を出たのはこれで2度目かな?
今年はエイドが無く、簡単なお菓子を置いているだけだった、選手一人に一本のペットボトル(500ml)を渡してくれるが、私は往路でもらっているので、復路ではもらえない、タイムを記入してもらってすぐに出発する。
目指すのは200メートルほど先にあるコンビにだ。
コンビにでは、何時ものとおり缶ビール(違う、スペシャルドリンク)とカスタードプリンを購入し、コンビに前で立ち食い、行儀が悪いが背に腹は変えられない。
三隅の街中も何時もどおり通過、今年は昨年に比べたら天国だ。
昨年の嵐の中を到着した事を考えると今年は天国のような環境。 スタッフの誘導ライトが遠くから見えてくると出発をどうしようか、到着前から心配する。
文化センター隣の酒屋さんで缶ビールを購入しながら、お店の奥様とひと時の歓談。
昨年と比べると約1時間50分早い、一昨年と比べても1時間15分ほど早く到着している、この時間の貯金が体力の借金にならなければ良いのだが。
文化センターには何時もスタッフをしてくれている四国の「N村」さんが外で誘導してくださっている。
今年は選手の起床コールはやらない、自己責任で起きろ! という事のようだ。
参加選手が多すぎてそこまで手が回らないはず、眠ければ道端で寝るとすぐ目が覚めますよ!
室内に入ると四国のH井さんが完全にスタッフ化している、厨房には昨日まで選手だった大阪(元福岡)のY選手が初から此処にいるかのように「うどん、おにぎり」などの手配をしてくれている。
彼は「リタイヤ者の作法」を書いた本人、萩往還はスタッフも超足りないのだ、辞めても元気のある人は残りの選手のために別の萩往還を楽しんでくれ! との持論を持っている人。
皆様のおかげで宗頭のエイドでは少ない時間で食事の補給、着替えなど充分に行えました、ありがとうございました。
宗頭での着替えは上着シャツ(Tシャツ)の着替え、靴下の履き替えだけ、食事はおにぎり3個のお弁当を「練り梅チューブ」を塗りたくって完食! 初めての経験だった。
食事しているときに東京からのM杉さんも到着、伴走などで何時も協力してくださっている方だ。
一人だったが着替え、食事など約1時間を過ごし、一睡もせず出発(3日 23時20分出発)。 チョット時間がかかり過ぎだ。