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スタート地点のユースが閉鎖されたため選手の宿泊場所が分散された。
私はスタート地点まで5分ほどの旅館に泊まることが出来た。
9月8日(土)午前4時:富山湾の浜黒崎海岸の海水に手を浸して「お清め」
海岸に篝火を焚いてこれから総勢127名が立山の雄山山頂(3003m)に向かってスタートする。
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スタートは「エイ・エイ・オー」の雄叫びを合図に松原実行委員長の松明を先頭に常願寺川の河川敷に向かう。
足下が暗いのでチョット緊張。
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常願寺川の左岸をひたすら20キロ先の岩峅寺(雄山神社外宮)エイドに向かう。
河川敷の道はだいぶ走りやすくなったが砂利道が多く確実に登り坂なのだ。
ここでのオーバーペースは後で悔することになる。
まだ周囲は真っ暗、懐中電灯で足下を照らしながらひたすら走る、走る。
スタート直後に抜かれた宮本さんが伴走者のengenさんと歩いている!
「休憩ですか?」冗談のつもりで声をかけたら「不整脈で調子が良くない!」
体調が戻れば良いなと思いつつ申し訳ないが先に行かせてもらう。 |
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岩峅寺(いわくらじ)エイドは雄山神社下宮前に設営されている。(19キロ)
名簿を見て選手の名前で声援を送ってくれます。
「 ** さぁーーん ・ がんばってぇーー」
スタッフの皆さんとも顔なじみ 「また来ましたねぇー!」
今年は練習不足でキツイと思い、デジカメを称名に預けてレンズ付きフィルムカメラを持つ。
この辺りはまだ元気です、写真を撮って下さいー。
ここを過ぎてから登りがきつくなります。 |
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岩峅寺を過ぎるとアップダウンが(ほとんどアップだけです)きつくなる。
常願寺川を渡ったとたんに歩きたくなるような急勾配、でもまだ20キロ地点だ 走れ!
足峅寺(あしくらじ)には雄山神社の中宮がある、チョット失礼してトイレに。
やがて立山駅(36k)に到着、ここからさらに傾斜がきつくなります。
立山駅を過ぎると本格的な登り坂が延々と続く。
称名エイド手前の急坂はトップの選手も走れないとか?
制限時間前に称名滝エイドに到着(43k、制限6時間30分)
宮本さん達は途中ワープしてここに到着、室堂から山頂を目指すとか、体調は良くなったようだ。
NAMIさん、竹内さんがすぐに到着(さすが速いです) |
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八郎坂の登りと、称名の滝(350m、日本一の落差)
今年はガスっていてやっと見ることが出来たが、この後は大丈夫か?
昨年のような豪雨にならなければ良いが!
先ほど称名エイドで聞いたら頂上は快晴との事。
少し安心。
称名エイドまででだいぶ疲れてしまった、いつもはドンドン登れるのに今年は辛い! |
八郎坂は本当の登山道です、標高差約500メートルを直登します。
昨年は途中で称名の滝をバックに記念写真を撮ってくれましたが今年は撮影班がいません。
約1時間過ぎてバスのエンジン音が聞こえてくる頃には勾配も緩やかになってきます、両側に熊笹がが茂っているあたりで弘法エイド。
途中のベンチに選手が寝ていました、声をかけると「大丈夫!」、でも顔色が良くないです。
弘法エイドにもテレビスタッフが待機してました、「今年は完走出来ますね!」
(私)「だいじょうぶですー」
この後が大変だったんです。 昨年の豪雨の中は以外と走りやすかったのですが、今年は練習不足で辛い・辛い。
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阿弥陀ヶ原エイドのスタッフに迎えられて。
遠くから「ガンバッテェー!」って声援をくれていました。
声を掛けられると歩けなくなります(苦笑)
ゴール地点は遙か後方(写真右手の山並みの頂上です)
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室堂の約3キロ手前で大会本部の撮影班が記念撮影。
(撮)記念写真を撮ります!
(ク)関門大丈夫でしょうか?
(撮)危ないですね! (と 言いながらしっかり記念撮影しました)
室堂ターミナルが見えた時にはホットしました、でも関門まにあうかなー?
室堂の関門(60k,2450m,10h)を10分前にやっとクリアー。
関門を気にしながらのレースは久しぶりでした(汗)
宮本さん、engenさんもバスで到着しており、診断の結果山頂に向かっても良いとの許可。
7人ほどの集団で山頂に向かうことにしました。
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室堂(60k点)から一の越に向かう途中で福岡のN選手と記念写真
まだレース中だぞー! 遊ぶなよー |
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一の越からの急坂を登る |

岩場を登る宮本さんと伴走者のengenさん、NAMIさん |

岩場を登る宮本さんと伴走者のengenさん、NAMIさん |
山頂(65k,3003m,12h)には約30分前(15時30分頃)ゴール出来ました。
関門を気にしながらのレースは久しぶりでした(汗)
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頂上の雄山神社で完走祝いのお払いをうける
ここが本当の3003m地点
選手の皆さんと完走を祝ってVサイン |

ゴール地点です
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ゴール地点の一等三角点
(ここは3003mじゃないのです:ナイショ) |
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(左)
山小屋(雷鳥荘)での完走パーティ!
選手もボランティアもスタッフも全員集まって盛大に盛り上がりました。
UMML、banso両メーリングリストの皆さんと乾杯!
(右)
雷鳥荘から一の越(中央右)と立山山頂(左上)を見る |
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 | 翌日の早朝きれいな虹が完走を祝福してくれました(地獄谷にて)
室堂からの帰りはいつもボランティアの皆さんが勢揃いして下山する選手を見送ってくれます。
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