2002年・鯖海道マラニック完走記

小浜の朝(若狭湾を眺める)小浜のホテルから見た若狭湾

2017-08-27 修正

2002年の鯖街道ウルトラマラニック。2週間前の萩往還((250キロ)で嵐に2日間いじめられて、今回もまた雨でした。
(私ってそんなに悪い人なんでしょうか?)
天気予報は晴れの予報でしたが、走る前からシトシト。
走り出してからは時折激しく降り、山道が思いやられました。

スタート前の公園に集合した頃から2週間前に参加した萩往還の仲間がチラホラ。
250キロを走ったばかりなのにまたウルトラを走る! お互いに顔を見合わせて「好きだなーー」 って言葉にならない挨拶。

スタート地点の泉町商店街で8名のUMMLメンバーとの記念写真6時30分に日本海に面した小浜市のいずみ町商店街をスタート、
約300名が若狭街道を通って京都までの鯖街道(80キロ)にチャレンジする。
写真はUMMLのメンバーとの商店街でスタート前に写す。

コースは若狭街道を一路京都に向かうが、数ある鯖街道の中で最短コースと言われる
「遠敷(おにゆう)」、「根来(ねごり)」、「久多(くた)」、「鞍馬(くらま)」を通って京の出町柳商店街へ向かう
約80キロの街道である。
最短コースだけ有って途中に2つの山を越えての難コース。


東大寺へのお水送りをする鵜の瀬での記念写真
奈良東大寺二月堂の「お水取り」のお水が送られる「鵜の瀬」で記念写真


山道をひたすら登る山道にかかる頃からだんだん雨がひどくなって足下がすべってしょうがない。





たき火の煙が上がっている百里小屋(小さな山小屋)一山越えた百里小屋のチェックポイント(約24キロ)に10時頃到着、だいぶ余裕。
百里小屋は小さな小さな山小屋。
百里小屋の前でたき火にあたり暖をとる
小屋の前でたき火を焚いて選手に暖をサービスしてくれている。


ここから車道だが、のんびりとして時間が止まったような朽木(くつき)村を走る。

途中でビールの自販機が有って毎年チョット休憩するのだが、今年は寒くてそんな気持ちになれない。
やっと40キロちてんの久多(くた)の中継点に到着。
着替えの中の下着だけ取り出して重ね着する。

オグロ坂登りここからオグロ坂の急坂を一気に登るが、足下は相変わらず泥だらけ。
八丁平に登り着くとしばらく平坦な尾根道が続いてしばしのんびり走れる。
泥だらけの足下足下はぬかるみで泥だらけ
オグロ坂登り(その2)

杉峠のエイドには20人ほどのスタッフが待ちかまえてくれていたが、ほとんどが顔なじみの仲間達。
萩に応援に来てくれたサケもっとさんも白杖片手に声援してくれ、針小路さんもマッサージのボランティアで大活躍。
そうめんと、くずもちを頂いて出発しようとしたら「クニさん、泡の飲み物要らない?」 返事は決まってますよ。

缶ビール片手に鞍馬温泉めがけて約600メートルの下りを走る。

鞍馬温泉の入り口でパルプンテさんが写してくれた
鞍馬温泉のエイドにも知り合いの方が迎えてくれた。
写真を撮って後の15キロを頑張るぞー とスタート。
ここからは町中で道が狭いので車が怖いが、残りの距離が見えてくるので元気が出てくる。


最後の加茂川河川敷に出ると後残り5キロ、この頃になってやっと晴れてお日様が出てくる。
メーリングリスト仲間と一緒に河川敷を走って最後の京都出町柳商店街に一緒に手をつないでゴール!

約12時間かかったがワープ無しで完走できました。
途中の加茂川手前で応援ランしてくれたY子さんは会うなり「クニさん、今年は車に乗ってないの??」なんて言われたりしたが、
今年は乗ってないよーー
ゴール後の泥だらけのシューズ
ゴールの完走賞は「焼き鯖一匹」と「鯖街道のロゴ入りトレーナーの上着」。
毎年素晴らしい参加賞と缶ビール二本と豚汁まで付いている。


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