皆様からの投稿

2004.05.13掲載

250Kの部 悲劇のリタイヤ243K

大阪 A48 景山 亘

平成16年5月2日.3日.4日

今年は大会史上初の415名全国からランナ−が参加されて益々人気一番の大会になりました。

完踏率46%(完踏者190余名)今年は3日間連続の激しい雨風で大変な大会になりました。昨年は快晴でしたがこのような素晴らしい大会に今年で4回目参加できて大変嬉しく思っております。これも小野会長さまをはじめスタッフの方々そしてボランテャの活躍で私達は今年も楽しく走らせて頂き限りなく感動を得てありがとうございました。そして沢山の方々の応援ありがとうございました。特に影のマネ−ジャ−栗木さんに感謝しております。

私は昨年の失敗を今年はリベンジしようと計画をたて走り込み体調は万全でした。完踏には自信がありましたが、なにが起こるか解らないのが萩往還です。

5月2日午後6時415名が地元の婦人会のハワイアンに送られて250Kの旅に出発し最終チェックポイント東光寺に215.3K 4日午前7時5分に順調に到着残り35K難関の萩往還道を越えゴ−ル迄11時間もあり充分完走出来ると思っていましたが往還道で3日間の雨で両大腿部の『またずれ』がひどく70K140Kの対向のランナ−に励まされワセリンとかタオルで縛り苦しみながらがんばりましたがタイムがどんどん経過しました。

『佐々並』235.6Kで美味しい豆腐を頂き沢山のスタツフのかた知人に勇気づけられ2本杖を貸してもらい力づけられて感動。早足でかけ板堂峠の手前で優しい『おばあちゃん』2人に美味しい草餅を頂き坂道をかけって板堂峠の手前迄かけってくれ道を教えてくれた事の嬉しさ。車から若い美人のギャル2人に色々差し入れを頂き力を付けて頂きました。これは今までにない最後のクライマツクスでした。そして事務局の最終巡回車がリタイヤのすすめ4時過ぎにあり6時30分迄にゴ−ルがないとスタッフの方は帰られるとのこと。私は中止を断り杖をすて国道を全速力で下りを飛ばし残り1時間40分も有るのにここまできてリタイヤはない。としかし行けども行けどもランナ−の姿は見えず孤独感に陥り地理の不安からリタイヤを決意。板堂峠1人越え国道に出て登り切ったところ243.9K付近。午後4時30分頃。自分のことより事務局の方々やメイトに遅れると迷惑がかかる。これが萩のル−ルだと思い切って手を挙げ走行中の若いカップルにゴ−ル迄載せて頂き無事に終わった安堵感で普通に戻りました。ゴ−ル迄送って頂きありがとう。

今度の大会は雨の中、スタ−トは昨年一緒に走った大阪A118 不動君完踏を誓って助け合って走り秋吉台付近から富山A114田畠君3人でお互いに助け会いまさに理想の走りでした。174.9K宗頭文化センタ−に雨の中午後11時30分に到着。休憩して寝るまもなく雨の中、3人で12時にボランテァに見送られ出発、暗い夜道激しく降る雨にも負けずみんな異常な感じがした。

藤井酒店のチェックポイント方向を間違い30分ロス。そして真夜中の萩の峠越え。ここで田畠君早さについて行けず脱落、ベテランの鈴木邦雄さんと10人前後の集団に不動君と先頭グル−プを走った。玉江駅4時30分に不動君と2人で笠山から萩往還道入り口迄午前10時過ぎ迄行く。ここで不動君は元気が有り先に行って貰う。まさにサバイバルでした。彼は見事に昨年に続き完踏し友として嬉しかった。

昨年のリタイヤ往還道 料金所222.3Kに10時20分頃つく。昨年11時20分にリタイヤを思い出す。140.70.のランナ−に勇気づけてもらい『またずれ』と闘いながらリタイヤ迄不屈の精神でがんばった。自分でここまで走れた事誇りに思い悔いは有りません。また完踏されなかったかたは是非来年こそ地理をマスタ−、雨対策、またずれ対策、ペ−ス配分を充分にしてチャレンジしましょう。


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