盲人マラソン競技規則 日本盲人マラソン協会編
〔総 則〕
1. 視覚障害者ランナー(以下ランナーと言う)の健康の維持向上並びに安全走行目的として、盲人マラソン規則を設定する。
2.大会に出場できるランナーは、次に談当する者とする。
A.身体障害者手帳を所持する健康な視覚障害者
B.前項に該当する満12歳以上の男女ランナー
C.大会主催者が、特に許可した者
3.盲人マラソン兢技大会(以下大会と言う)は、兢技種目をマラソン、リレー(駅伝を含む)、ウォークとし、各種目とも距離は大会ごとに決める。
4.大会ランナーを視力、性別、年齢で分けて競技種目を決定する。
5.ランナーの視力の区別は、IBSA(国際盲人スポーツ協会)の定めた規則によって行う。即ちB1-全盲、B2-光覚手動、B3-弱視として区別する。
[兢枝規則]
1.ランナーを誘導する伴走者の要、不要はランナーの申告によって決足する。
2.伴走者は、ランナーより勝れた走力を持つ晴眼者であること。
3.伴走者は、ランナー1名に対して1名とする。
4.伴走のために、犬などの動物、自転車その他、機械器具などを使用してはならない。
5.伴走者は、ランナーの左右何れの側に並んで走ってもさしつかえない。
但し、ランナーと伴走者は、規定のロープの両端を持ちスタートからゴールまで
互いにロープを手から離さず並列で走らなければならない。
6. 伴走者は、ランナーより前にでて走ってはならない。
7. 伴走者は、ランナーを引っ張ったり、後方から押すような行為をしてはならない。
8. 伴走者並びにランナーは、他の選手の走行を妨害してはならない。
9.伴走者、ランナーの何れかに競技中反則とみられる行為があった場合、また参加申込の申告に虚偽があった場合ランナーは失格となる。