萩往還 '98 完踏記 '98,5,23

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今年も5月2日〜4日の【萩往還マラニック100】250キロの大会を楽しませて頂きました。
今年で4年目(4年連続)になります。
そして今年は自分でもビックリ、1時間57分も短縮してフィニッシュする事が出来ました。
スタッフの皆様やボランティアの皆様のおかげです。
いつも感謝しております。

◆到着時刻(昨年との時間差)/到着場所(通算距離)
時間差は+は遅れ、−は早く着いた事を表します。

【一日目】(5月2日)

18時00分/山口市瑠璃光寺(0.0k)
昼からの雨が一段と激しく降っている、降水確率は2日午後も夜も共に100%。
スタート前にUMMLの前田さんと出会えた。
スタート時に一時的に小やみとなり「エイエイオー」のかけ声で235名の参加者が
雨の中にスタートしていく。
雨がまた激しく降りだし、足下は河のような流れ!

瑠璃光寺でスタート前 瑠璃光寺でUMMLの前田さんと
スタート前
(昼から土砂降りの雨)
UMMLの前田さんと
(このとき一時小降りに)

写真をクリックして下さい。
大きな写真が見えます。

毎回同じ場所で同じポーズ
でもこれしか出来ないんですね。

やっぱり緊張??
上郷駅から山口秋吉台自転車道を進み、下郷駐輪場(27.6k)で水野さんと出会う。
雨も多少小降りになったが依然として降り続いている。

?(?)/西寺交差点(43.9k)
夜中なのに沢山の方がサポートしてくれた、お嬢さん達と記念写真を写す。
ここから石柱渓の登りが始まり、民家もほとんど無くなる。

西寺交差点のエイドで(1) 西寺交差点のエイドで(2)
西寺交差点のエイドで(1) 西寺交差点のエイドで(2)

夜中なのに皆さんがサポートしてくれる
有り難うございます

ここでの写真は始めて

【二日目】 (5月3日)

1時35分(+2分)/豊田湖・山本ボート亭(57.4k)
ここの到着時間が昨年よりたった2分遅れ、この雨の中マイペースの証拠、まだ健在。
雨は依然として降り続き、ポンチョの中も汗と雨でびしょぬれ。
始めての休憩所。
おにぎりとうどんの食事があった。
30分ほどで早々に出発。

?(?)/大坊ダム(75.8k)
日本海に向けて一路下る。
左に大坊ダム(貯水量341万立方メートル)が見るようになるとエイドがある。
雨の中、地元の方たちが一生懸命にサポートしてくれる。
ここでもお嬢さん達と記念写真!

大坊ダムのエイドで
大坊ダムのエイドで

大坊ダムのエイド
もうすぐ日本海に抜けるが、眠さと疲れがピーク

エイドでしばし休憩
お嬢さん達の笑顔で救われる
そろそろ夜が明ける頃だ

6時20分(+0分)/小田・海湧食堂(86.2k)
夜明けを迎えるが雨は降り続きポンチョを離せない。
ここの到着時間が昨年と同時刻。(12時間以上経って同じ時間ってすごいでしょう!)
(12時間を過ぎているがまだいい調子)
恒例のお粥を頂き、足の手入れをして早々に出発。
携帯電話に仲間から応援のメッセージが届く、元気百倍。

8時20分(−15分)/俵島(97.3k)
始めてのパンチを押す。
ここで始めて昨年を上回って15分の余裕。
昨年はここまでの登りが辛かったが、今年は何となく登ってしまう。

俵島のチェックポイント 俵島でUMMLの前田さんと
俵島のチェックポイント 俵島で
UMMLの前田さんと


俵島の登りが本当にきつい

ここも毎年のポーズ

14時間20分経過してまだ100キロまで
到達していないんです。
ここまでに沢山の方がリタイヤしています。

9時44分(−28分)/川尻岬・小田食堂(107.2k)
着替えが置いてあるチェックポイント、着ている物を全て着替える。
まだ雨の心配があるのと、次の着替えを受け取る地点に到着予定が夜中のため
ポンチョをはなせずにデイパックに詰める。
カレーライスを食べて早々に出発。
ここに到着寸前から、埼玉の初参加の男女がピッタリついてくる。
過去3回完踏と話したら、最後までついてくる気だ。(この二人は完踏しました)

川尻岬にて 川尻岬にてUMMLの水野さんと
川尻岬にて 川尻岬にて
UMMLの水野さんと


ここも毎年同じ
沖田食堂のカレーが美味しい。

予報は雨が上がると言っているが
依然として小雨模様。

11時30分(−5分)/シーブリーズ(112.8k)
川尻を出て急な段々畑を降りて海岸線に、丘を一つ越してすぐに到着。
ここから千畳敷の分岐が解りにくい、埼玉の二人と共に出発するが、
石灰の矢印は引き直してあった、スタッフの方々ありがとうございます。
昨年100キロ超を走った犬と対面、写真を撮る。
この犬は最後に萩市内で会ったがその後心配していた。
今年も着いてきたが、私が速すぎるのか(笑) 30分ほどで離れた。
一度立石観音(立石漁港)迄降りてから千畳敷まで330mの登り。

昨年もシーブリーズから走った犬
昨年もシーブリーズから
萩まで走った犬(100k)

道の真ん中に犬が寝ている

今年も走る気かな?
私が通るとムックリ起きて一緒に走り出した。
なぜ気が合うのか?

13時35分(−18分)/千畳敷(124.6k)
330mの山頂で強風のため寒い、エイドで食事をし早々に下山開始。
次の千崎港のエイドまでが長い。

千畳敷への登り 千畳敷のチェックポイント
千畳敷への登り 千畳敷のチェックポイント

ここの登りは本当にきつい。

距離もあるが、暑さと単調さ!!

?(?)仙崎十字路
千畳敷から急坂を下って、長門市を抜けると仙崎港
長門市はこのコースで唯一の繁華街(昼間の)必要品はここで補充すること。
宗頭に向かう帰りもここのエイドを通るので不要品は置いていっても良い。

18時30分(−46分)/鯨墓(152.8k)
青海島の先端のチェックポイント、昨年よりだいぶ早いので周囲は明るい。
復路は暗くなり始め、車がヘッドライトを上向きにしてくるので足下が見えない。
スタートしてから24時間が経過し、やっと残り100k。
まだまだ先は長い!!

鯨墓にて、日が暮れ始める
鯨墓にて
日が暮れ始める

昨年より1時間近く早いのでまだ明るいが
鯨墓まで来ると日が暮れ始める。

22時22分(−1時間2分)/宗頭(174.9k)
昨年より1時間早い、私にしては驚異的な時間だ。
荷物が置いてあるので早速シャワーを浴びて着替え、足の手入れをする。
爪が内出血し真っ赤になってる、足首は靴下がすれて水膨れになっている。
だが例年よりは症状が軽いようだ。
せっかく早く着いたんだから0時に出発を決める。

【三日目】 5月4日

0時に宗頭を出発、暗闇の中を鎖峠に向かう。
峠からは萩市内に向けてひたすら下る。
三見駅を2時22分に通過、昨年より1時間早い。
暗闇の中、星空がきれいだ。
昨夜までの雨が嘘のような晴天だが、昼間の暑さが心配。
真っ暗の中にボランティアの方が一人でサポートしてくれている。
このころには選手もたまにしか通らないので寂しいと思うが、本当にありがたいことです。

3時24分(?)/三見駅(187.1k)

三見駅にて
三見駅にて

三見駅の前にて

今年はここでマジックのチェックが必要になった。

5時39分(−1時間14分)/笠山(204.4k)
萩城跡を過ぎる頃には辺りも明るくなって来た。
萩市内を通り越して明神池を通過する。
標高112mの登りがきつい、やっと上り切りパンチを押す。
ここで7カ所目のチェックポイント。(笠山は日本で一番小さな死火山)

笠山山頂のチェックポイント
笠山山頂のチェックポイント

ここまで来ると残りが50キロを切る。

しかし萩往還道に入るまでが長いので油断は禁物。

6時06分(−1時間19分)/虎ヶ崎(207.1k)
ここが最後の食事の出来るエイド、カレーライスを食べる。
食事後に出発するが、食堂の前の公園が整備されていて道が解らなくなった。
一度食堂に戻り道を尋ねてから再出発。
萩市内を一路東光寺に向かう、途中で水野さんとすれ違う。
足を少し引きずっているが、まだまだ元気!

7時48分(−1時間22分)/東光寺(215.3k)
ゴールまで後35キロ、やっとたどり着いた。
でもこれから萩往還道の山道が待っている、これからが勝負。
後少しでも手は抜けない。
萩駅付近を通過し往還道に向かうと、反対側から140kの選手が沢山来る。
萩往還道に入る手前で、Y子さん、竹上さんのコンビが走ってくる。
二人とも元気そう、順位は相当良いところにいるようだ。

東光寺のチェックポイント
東光寺のチェックポイント

昨年までは140キロの選手と一緒だったが
今年は250キロの選手だけ。

しかし、あと35キロ
ファイト・ファイト

9時45分(−2時間15分)/明木市(226.4k)
平亀さん、シュンさん、まつぼさんのコンビがむこうから歩いてきた。
平亀さんのカメラで記念写真を撮っていただく。
エイドで少しの休憩の後佐々並に向かう。
対向の選手から、「お帰りなさい」、「もう少しですよ」、
あらん限りの賛辞をもらってひたすら山口に向かうが、やはり萩往還道、
上り坂で背中が痛くなり我慢できない。
立木に背中をこすりつけてマッサージ、道路に背中をこすりつけてマッサージ。
どれも一時の気休めにしかならず、すぐに背中の痛みがおそってくる。
痛みの他に暑さが襲ってくる。
道路脇の側溝を流れる水をくんで体に掛けたり、頭にかけたりしながら
少しでも前に進もうとするが1時間に2キロも進んでいなかった。

明木市のエイド
明木市のエイド

140キロ、35キロ、ウオークの選手が入り乱れている
250キロの選手はクニしかいなかった。

お腹がすいて、おにぎりを頂く。
ここからゴールまで食事がほとんど無いので
各自用意した方が良い。

11時55分( ? )/佐々並(235.6k)
名物の豆腐は食べられたが、延々と続く上り坂、下り坂。
でも後15キロと思うと何とか自己新記録を狙いたくなった。
イヤになるほどの登りをクリヤーし夏木原キャンプ場を過ぎ、
板堂峠(最高所・560m)を過ぎてやっと下り坂。
後は萩往還道の石畳が山口まで導いてくれる、残りは6k。
途中で数人の250キロの選手を抜いて舗装道路に出ると後3キロ。
一の坂ダムを右に見るあたりで140kの選手を抜くが、また抜き返された。

14時40分(−1時間57分)/山口・瑠璃光寺(250k)
本部の五重前で「UMML旗」を外して手に持ってゴールに向かう。
1時間57分の記録短縮でゴールできた。

瑠璃光寺に帰ってきた
瑠璃光寺に帰ってきた

今年も帰ってきました、それも2時間も短縮して!!

皆様のおかげです。
雨の中のボランティア方、夜中のボランティア方、
本当に皆様のおかげで毎年楽しませて頂いてます。

有り難うございます。

スタッフの皆様、ボランティアの皆様のおかげでした。
3日間楽しませて頂きました、有り難うございます。

1998年 萩往還 記録
ポイント 通算距離
(km)
区間距離
(km)
日付 到着時間 所要時間 区間スピード
(km/h)
瑠璃光寺 0 5月2日 18:00
豊田湖 57 57 5月3日 1:35 7:35 7.52
海湧 86 29 6:20 4:45 6.11
俵島 97 11 8:20 2:00 5.50
川尻岬 107 10 9:44 1:24 7.14
シーブリーズ 113 6 11:30 1:46 3.40
千畳敷 125 12 13:35 2:05 5.76
鯨墓 153 28 18:30 4:55 5.69
宗頭 175 22 22:22 3:52 5.69
笠山 204 29 5月4日  5:39 7:17 3.98
虎が崎 207 3 6:06 0:27 6.67
東光寺 215 8 7:48 1:42 4.62
明木市 226 11 9:45 1:57 5.64
佐々並 236 10 11:55 2:10 4.62
瑠璃光寺 250 14 14:40 2:45 5.09

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